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CIP Securityにデバイスベースのファイアウォール・プロファイルを追加―EtherNet/IPネットワークのさらなる保護のために

ドイツ、ニュルンベルク―2023年11月14日―ODVAは本日、サイバー攻撃に対する抑止力を強化すべく、EtherNet/IPのセキュリティ対応ネットワーク向け拡張であるCIP Security™に新しいデバイスベースのファイアウォールを追加したことをご案内します。このCIP Securityのデバイスベース・ファイアウォールは、LinuxにおいてIP Tableプログラムによりファイアウォールが設定できるのと同様に、ユーザーに対してシンプルなトラフィックフィルタを提供します。CIP Securityの新しいDevice-Based Firewall Profileを介して可能になるこのデバイスベース・ファイアウォールでは、必要に応じて同機能を有効化/無効化できるという柔軟性も実現します。これにより、CIP Securityはデバイスベース・ファイアウォールを通じて、デバイスレベルでいっそう堅固な保護が行えるようになり、悪意ある攻撃者によるEtherNet/IP産業用ネットワークへの侵入を抑止できます。 CIP Securityのデバイスベース・ファイアウォールは、IPアドレスとポート、プロトコルに基づいてトラフィックをフィルタリングするためのメカニズムです。Ingress Egress Objectという新しいCIPオブジェクトを介して、このデバイスベース・ファイアウォールを実装すれば、既知のIPアドレスに対する許可リスト、利用できる暗号スイートの設定、IPアドレスおよびポート番号に基づくルーティング・ルールを定義可能です。つまり、CIP Security対応のEtherNet/IPデバイスは、どのノードとならば安全に通信可能か、またTLSやDTLSによる暗号化が必要かを決定できます。加えてユーザーは、他のデバイスがCIP Security設定のデバイスを通じてCIP通信をルーティングできるかどうかも決定できます。こうした新しいデバイスベース・ファイアウォールにより、物理的アセットやデジタル資産を損害から守るのに有効な深層防御アプローチの一環として、もう一つの抑止層が追加できます。 「今回の新しいデバイスベース・ファイアウォールのセキュリティ機能を追加することで、致命的なシステムの損傷や情報損失につながりかねない悪意ある行為からEtherNet/IPデバイスを守れるように、CIP Securityの継続的な拡充を図っています」と、EtherNet/IP System Architecture Special Interest Group(SIG)の副委員長Jack Visoky氏は説明しています。また、ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士も同様に次のように述べています。「CIP Securityを設定したEtherNet/IPデバイスに対する未承認のIPアドレスとポート番号からのアクセスを防げれば、深層防御アプローチの一環として、極めて重要な産業オートメーションのアプリケーションを保護する層をもう一つ加えることができます。こうした考えから、デバイスベース・ファイアウォール用プロファイルをCIP Securityに追加し、経済的損失や信頼失墜を招くこともある悪意のサイバー攻撃に対して戦い続けるための重要な前進をまた一つ遂げることができました」。 CIP Securityの新しいDevice-Based Firewall Profileにより、標準のEtherNet/IPを使いつつ、既知のIPアドレスにのみ通信を認めることが可能になりました。加えて、信用できるIPアドレスとポート番号、暗号化の組み合わせに基づいて許可するCIPルーティングも設定できます。デバイスベース・ファイアウォールを実装しておけば、IPアドレスやポート番号が合致しないデータパケットは排除されるため、悪意をもった行為は実行できなくなります。ODVAは、EtherNet/IPユーザーがCIP Securityを通じてデバイスセキュリティのためのロバストかつ常に最新のオプションを深層防御アプローチの一環として確実に利用できるように重点的に取り組んでいます。CIP Securityを含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1… Continue reading

ODVAの2023年Industry Conferenceでは、シングルペアEthernet、5G、セキュリティ、プロセスオートメーション、TSN、データサイエンスの最新状況に焦点を当てました

スペイン、アル・バンドレイ―2023年10月19日-ODVAは、2023年10月17~19日にスペインのアル・バンドレイにおいて、欧州で初開催となるIndustry Conference(産業カンファレンス)および第22回年次総会を開きました。世界各地の約50社の企業から125名を超える専門家が出席しました。参加者の皆様には、シングルペアEthernet(SPE)、5G、サイバーセキュリティ、プロセスオートメーション、TSN、データサイエンスなどの開発状況を含む広範なプレゼンテーションを通じて、多くを学んでいただけたものと考えています。 加えてODVAは、この第22回年次総会の会期中に2つの有意義な基調講演セッションを開催しました。業界団体DIGITALEUROPEのVincenzo Renda氏による最初の基調講演ではデータ管理の未来についての議論を行い、特に欧州において、データ生成やデータへのアクセス促進に影響を与える最新の規則・基準を先取りしようと模索しているメーカーに向けて重要な知見を提供いただきました。もう一つの基調講演では、Endeavor Media社のKeith Larson氏に登壇いただき、ODVAが委託したSPEの将来に関する重要な調査において、SPEが強力な市場になりえると同時に、業界で広く啓発することも必要であると指摘されることについて説明いただきました。最後にODVAから、Ethernet-APLの導入や、プロセスオートメーションからセキュリティ、エネルギー管理にわたる連携、プロセス・デバイス・プロファイルを利用できるようにしたことなど最近の成果のほか、EtherNet/IP™の強化を加速的に推進できるようなODVAの今後の取り組みについてご報告しました。 ODVAの第22回年次総会は、2023年Industry Conference(産業カンファレンス)を通じて提供された技術セッションをもって1週間の会期を締めくくりました。ODVAの技術やアプリケーションの最新の展開として、同カンファレンスでは次のようなプレゼンテーションが行われました: Industrial Ethernet Security Harmonization Group – Collaboration is key 〔Industrial Ethernet Security Harmonization Groupからの提言:連携がカギを握る〕―Endress+Hauser社 Constrained CIP Security Best Practices〔リソース制約対応CIP Securityのベストプラクティス〕―Rockwell Automation社 Automatic CIP Security via Pull Policy〔PullポリシーによるオートマティックCIP Security〕―HMS Networks社、Schneider Electric社、Rockwell Automation社 The Future of 5G on the Factory Floor〔製造現場における5Gの未来〕―HMS Networks社 Process Device Profiles Come to Life〔プロセス・デバイス・プロファイルをしっかり活用しよう〕―Emerson社、Endress+Hauser社、Honeywell社、KROHNE社、Phoenix Contact社、Rockwell Automation社… Continue reading

ODVAが第23期の経営陣を選出

スペイン、アル・バンドレイ―2023年10月19日―2023年10月19日にスペインのアル・バンドレイで開催した第22回年次総会において、ODVAの第23期経営陣の選出を行い発表しました。第22期には、ODVA MemberTMの参加企業が400社に増えたほか、セキュリティやプロセスオートメーション、シングルペアEthernet(SPE)に対応する多数のEtherNet/IPの強化策、グローバルな協力関係をさらに重視する取り組み、そしてバーチャルな学習環境や教育用動画などデジタルな対話とデジタルコンテンツの充実を加速させるなどの成果が見られ、同期を成功裏に終えることができました。 ODVAの理事会は、戦略的な計画策定とガバナンスに対し、トップレベルの責任を負っており、世界中の主要な産業オートメーション機器やシステムメーカーの上級管理職で構成されています。第23期のODVA理事会メンバーは次のとおりです。 Rolf Birkhofer博士、Endress+Hauser社のグループ企業Endress+Hauser Process Solutions社のマネージング・ディレクタ Jon DeSouza氏、HARTING社の米国法人HARTING Americas社の社長兼CEO Satoshi Kojima氏、オムロン社制御機器事業部のネットワーク製品管理グループのゼネラル・マネージャー Davis Mathews氏、Phoenix Contact社の米国法人Phoenix Contact USA社で産業マネージメントおよびオートメーション部門を担当する副社長 Scott Miller氏、Rockwell Automation社のデジタル&プラットフォーム技術担当副社長 Thomas Petersen氏、Danfoss社のフィールドバスおよびシステムインテグレーション担当シニア・ディレクタ Brian Reynolds 氏、Honeywell社のプロジェクト&オートメーション・ソリューション担当CTO André Uhl氏、Schneider Electric社の技術およびアーキテクチャ担当副社長 ODVAの執行役員会は、共同で戦略的計画を立案・実行し、技術開発と仕様の策定および公開を監督するとともに、組織のガバナンスに責任を負います。第23期のODVA執行役員は次のとおりです。 Al Beydoun博士、会長兼業務執行取締役 Adrienne Meyer、運営および会員担当副会長 Christopher Lynch、事務局長 Scott Miller氏、会計役員 Joakim Wiberg、最高技術責任者 ODVAの技術評価委員会(Technical Review Board:TRB)は、EtherNet/IP およびDeviceNet®を含めて、Common Industrial Protocol(CIP)とCIPのネットワーク適合性のすべてにわたるODVA仕様に対し、これに盛り込む技術的拡張の承認などを通じて、ODVAの技術および規格の開発を監督します。第23期におけるODVAのTRB代表者は次のとおりです。 Joakim Wiberg氏、HMS Networks社会長 Raj Bandekar氏、Honeywell社 Torben Bertelsen氏、Danfoss社 Mirko Brcic氏、Endress+Hauser社 Vivek… Continue reading

EtherNet/IPにプロセス・デバイス・プロファイルを追加―より高度なプロセス変数や診断情報の標準化をサポート

ドイツ、ハノーバー –2023年 4月17日– ODVAは本日、EtherNet/IP™仕様書にプロセス・デバイス・プロファイル(Process Device Profile)を追加したことをご案内します。これにより、オートメーションを利用する皆様に向けて、工場運用の最適化を図れる重要なツールをもう一つご提供できるようになりました。プロセス・デバイス・プロファイルは、多数のデバイスにおよぶプロセス変数や診断情報のための標準フォーマットとして、異なるベンダ間の相互運用性を円滑にし、EtherNet/IP対応フィールド機器からDCS(分散制御システム)やPLCへのデータ統合を容易にします。デバイスプロファイルは、コリオリ式流量計や電磁式流量計、渦式流量計、標準的な圧力計、目盛付き圧力計などに利用できます。そのため、プロセス産業のエンドユーザーはEtherNet/IPデバイスを活用して、NAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報の通信性向上を図れるとともに、PA-DIM(Process Automation Device Information Model)との整合性も高められるようになりました。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは3つのオブジェクトで構成されています。圧力や液面レベル、流量といった変数のためのプロセス測定値オブジェクト(Measurement Value Object)、トータルの流量など累積データを追跡するプロセス合計値オブジェクト(Totalized Value Object)、工場のオペレータや保守スタッフが機器やプロセスに付随するステータス情報にアクセスできるプロセス機器診断オブジェクト(Device Diagnostics Object)です。プロセス・デバイス・プロファイルは、センサの信号やアクチュエータの位置データを有用な情報に変換して、製品品質や運転効率を改善するための対応がとれるようにします。加えて、測定信号の信頼性評価や機器の故障を早期に特定することで工場の操業停止を防ぐために使用することも可能です。たとえば、プロセス合計値オブジェクトによって機器のトータルの使用時間を追跡したり、プロセス測定値オブジェクトと機器診断オブジェクトから機器の健全性を推定したりすることができます。そのためユーザーは時間に基づく保守から、状態に基づく保守へと転換できます。本来工場を停止してまで取替えの必要がない機器を交換してしまうような可能性を排除すると同時に、故障を起こしそうなデバイスを早期に特定できるようになるのです。これによって、不要な保守費用とダウンタイムの両方が削減可能となります。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、FieldComm Group、ISA100 WCI、 NAMUR、ODVA、OPC Foundation、PI、VDMA、ZVEIの共同規格であるPA-DIMとの対応が向上するように、パラメータの追加とデータタイプの改良を行って設計されています。このPA-DIMに基づけば、プロセス機器からの情報を標準化した方法で表現でき、アクセスがさらに容易になります。また、EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、測定値とその状態としての品質を明らかにするとともに、測定値のシミュレーションも可能にします。つまり、バルブに対するパーシャル・ストローク・テストなど重要な安全機能の試験をプロセスデータに影響を与えることなく実行できるのです。プロセス・デバイス・プロファイルが提供するリアルタイムなプロセス変数や累計データ、診断情報の標準フォーマットを使えば、ベンダを問わず、すべてのEtherNet/IPデバイスで情報が同じになるため、エンドユーザーにとって異なるベンダ間の相互運用性も向上します。 プロセス・デバイス・プロファイルの追加により、Ethernet-APL物理層を利用できるなど、EtherNet/IPがもつプロセスオートメーション能力がさらに高まりました。特にEthernet-APLは、市販の産業用制御ハードウェアの活用、オブジェクト指向の基盤づくり、TCP/IP、HTTP、FTP、SNMP、DHCPなど標準インターネットプロトコルとの互換性といった利点を完全に活かすことができます。Ethernet-APLは、シングルペアEthernet(IEEE 802.3cg-2019、10BASE-T1L)と電力供給、本質安全(IEC 60079、2-WISE)に加え、最大1,000mの配線が可能で10Mbit/sの速度をもつタイプAのフィールドバス・ケーブル(IEC 61158-2、本質安全に対応)を組合せたものです。加えて、EtherNet/IPはNE 107診断機能やHART機器およびIO-Link機器の統合によるプロセスオートメーションもサポートしています。ODVAでは生産設備管理ツールへの統合を容易にすべく、FDTやFDI、xDSなどのデジタル化された次世代のデバイス記述ファイルによってEtherNet/IPエコシステムの拡大を継続して進めています。こうした取組みの一環としてODVAは先ごろ、最も重要なプロセス・アプリケーションでフェールセーフな制御装置の冗長化を可能にする同時接続の可用性についてもリリースしたばかりです。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPへのプロセス・デバイス・プロファイルの導入によって、プロセス産業の要望に完全に応えるための重要なステップをもう一歩踏み出しました。EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、エンドユーザーによる工場運営に役立つに違いありません。ダウンタイムを最小限に抑えてコストを削減しながら、歩留まりを高められるからです。加えて、PA-DIMとの統合性も改善するため、プロセスオートメーションを実践している皆様は、制御室でもクラウドでも価値ある診断情報やプロセス変数を利用できるようになり、操業を最適化するための知見が増え、タイムリーに対策を講じることも可能になるでしょう」。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、ベンダ間の相互運用性を高めて、プロセス変数のほかNAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報へのアクセスを容易にできるうえ、PA-DIMとのシームレスな統合もいっそう進みます。さらにプロセス・デバイス・プロファイルを使えば、試運転も簡単に行え、生産設備のより高度なモニタリングや上位のPLCやDCS、クラウドシステムへの統合も可能になります。EtherNet/IPのプロセス・デバイス・プロファイルを含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。ODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳細については、以下にお問い合わせください。 Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA TEL +1 734 975… Continue reading

プロセスオートメーションにおけるEthernet-APL物理層対応EtherNet/IPデバイスのODVAコンフォーマンス試験が利用可能に

ODVAにて、Ethernet-APL物理層を介して通信するEtherNet/IP対応デバイスについて、コンフォーマンス試験が利用できるようになったことをご案内します。 コンフォーマンス試験では、様々なタイプのポートが関連仕様に適切に準拠しているかを確認することでEthernet-APL物理層の機能を検証します。さらに、このプロセスではEtherNet/IP通信ネットワークの機能も確認しますので、両テストを組合わせることで、異なるベンダの様々なタイプの機器、インフラ部品の間において最大限の相互運用性が確保されます。ODVAはEthernetのメリットをプロセス産業のフィールドレベルでも活用できるように取り組んできましたが、完全なEtherNet/IP over Ethernet-APLコンフォーマンス試験の提供開始はその最終ステップとなります。 Ethernet-APLは、10BASE-T1L(IEEE 802.3cg2019)の拡張に基づく新しい本質安全の2線式Single Pair Ethernet(SPE)ソリューションとして、プロセス産業の要求に応えるものとなっています。このEthernet-APLの利点としては、最大10Mbit/sの高速な通信速度、防爆機能、フィールド機器への電源供給、最長1,000 mの長距離配線(IEC 61158)などが挙げられます。Ethernet-APLデバイスは、発火を防ぐという「本質安全」を確保するためIEC TS 60079-47(2-Wire Intrinsically Safe Ethernet)に準拠しています。 EtherNet/IP over Ethernet-APLコンフォーマンス試験の申込み受付はすでに始まっています。ベンダの皆様は、ODVAのWebサイトから試験の申込みを行っていただけます。この物理層のテストは、IEEEデータ、10BASE-T1L、およびEthernet-APLポートプロファイルによる電力要件を対象としています。EtherNet/IPネットワークのコンフォーマンス試験は、OSI参照モデルの第2層より上で定義される通信機能をカバーしており、ODVAの極めて厳格な標準プロセスに依存しています。ただし、本質安全と機能安全の認証については、個別の安全テスト機関によって行われることにご注意ください。 「ODVAは、Single Pair Ethernet(SPE)により生まれた新しい市場やアプリケーションの強みを活かすことでEtherNet/IPの機能拡大に重点を置いて取り組んでいます。Ethernet-APLはプロセス産業のニーズを満たすために専用に開発されており、今後、フィールドレベルでのEthernetベースの制御や試運転を可能にするとともに、フィールドとクラウド間の接続を強化する存在となるでしょう」と、ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は説明しています。「EtherNet/IPは、ディスクリート、ハイブリッド、およびプロセスアプリケーションを包括的に扱える完全な産業用通信ネットワークです。Process Automation Device Information Model(PA-DIM)連携への参加とEthernet-APLテストの提供開始という最近の取組みによって、プロセス産業の要望に完全に応えるというODVAの姿勢をさらに強化しています。」 ベンダの皆様には、Ethernet-APL物理層上で機能するODVA CONFORMANT™(OOVA認定)のEtherNet/IP製品を市場投入いただけるようになりました。そのため、間もなくエンドユーザーの皆様もプロセス産業のフィールドレベルで、試運転時間の大幅な短縮、1つのデバイスに複数のプロセス変数の付与、および、高度な診断・予知による故障検出ができるといったEthernetの利点を活用できるようになります。加えて、Ethernet-APL物理層は、IEC 61508およびISA/IEC 62443規格を利用したCIP Safety™やCIP Security™などのアプリケーション層の安全およびセキュリティのサービスも対応できます。 徹底した試験プロセスにより、ベンダはより高性能な製品を提供できるようになり、使用時に設置する際の問題発生リスクが低減されます。製品開発プロセスにおいては、コンフォーマンス試験にて第三者による検証は、仕様が求めるパラメータを満たしていることを確認することにより、優れたベンダ製品と可能な限り最高のユーザーエクスペリエンスを保証する非常に重要なステップです。Ethernet-APL用EtherNet/IP を含むEtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーションサプライヤの会員企業を擁する国際的な規格開発や取引を推進する組織です。ODVAの使命は、産業オートメーションに向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業用通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、市販の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgにアクセスください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales TEL: +1 734-975-8840, ext. 1365 FAX:… Continue reading

ODVAが第21回年次総会を開催―イノベーションのさらなる加速に向けて

米国ミシガン州アナーバー、2022年3月28日―ODVAは、2022年3月10日に米国カリフォルニア州サンディエゴにおいて第21回年次総会(Annual Meeting of Members)を開催しました。世界30カ国から85名の産業の専門家が参加したこの総会では、The Procter & Gamble Company社でプロセスオートメーションのテクニカル・ディレクタを務めるPaul R. Maurath博士がプロセスオートメーションにおけるフィールド計装機器の物理層の未来に関して行った基調講演、ARC Advisory Group社のアナリストHarry Forbes氏による産業オートメーションの次の10年に関する展望、ODVA全体としての成果と今後の取組みの両面に関するODVA首脳部による最新情報などがとりわけ注目を集めました。適切な予防対策を行ったことから、対面による会議が実現し、新しいアイデアの共有やEtherNet/IP™をさらに強化するための現行の取組みの進展を促すことができました。 この年次総会は、ODVAの2022年Industry Conference(産業カンファレンス)を通じて提供された技術セッションをもって1週間の会期を締めくくりました。同カンファレンスでひときわ目を引いたODVA技術の最新展開には、CIP Safety™ のIEC61784-3 Edition 4に基づく認証取得、xDS™デバイス記述の開発、Single Pair EthernetおよびEthernet-APL™の発展、EtherNet/IPに対するTSNの準備、CIP™ Authorization ProfileによるCIP Security™の継続的拡張、CIPからOPC UA Cloudへの接続性における進展などが挙げられます。 ODVAは、インダストリー4.0やIIoT、安全性、セキュリティ、相互運用性などの重要なトレンドに後れを取ることがないようにEtherNet/IPネットワークを継続的に改善してきました。たとえば最近の成果として、コンタクタや押しボタンなど、リソースに制約のあるIn-Cabinet(制御盤内)機器に対するEtherNet/IPネットワークの拡張があります。また、これに足並みをそろえるように、エッジ領域のセキュリティ確保における重要なステップとして、リソースに制約のある機器でもCIP Securityを効率よく使えるようにしました。加えて、CIP Securityの更新により、狭義の信頼ドメインによるユーザーと役割に応じたユーザー認証もサポートしました。ODVAはまた、Common Industrial Protocol(CIP)のOPC UAコンパニオン仕様を開発するため、OPC Foundationとの共同作業グループを発足させました。さらに、EtherNet/IPネットワークによって、プロセスオートメーションのためのEthernet-APL物理層もサポートできるようになっています。エンドユーザーが設備の柔軟性を最大限に高められるように、ODVAはFDTおよびFDI技術のEtherNet/IPへの統合をさらに進めるための特別協定も結んでいます。 CIPデバイス用の次世代xDS™に関する追加のデバイス記述への取組みも推進中です。 ODVAのIndustry Conference(産業カンファレンス)と年次総会にともなう技術資料とプレゼンテーションは、https://www.odva.org/news-events/industry-conference/library-of-proceedings/からダウンロードいただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext…. Continue reading

ODVAが第22期の首脳陣を選出

米国ミシガン州アナーバー、2022年3月28―ODVAは、2022年3月10日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催した第21回年次総会において、第22期の首脳陣を選出し公表しました。なかでもMarket Advisory Committee(マーケット諮問委員会)の新設は、今日のような技術的変化をともなう時代にあって、EtherNet/IPが将来に向けた適切なポジションを確保するうえで力強い味方になるという点で注目に値します。 ODVAの理事会は、戦略的な計画策定とガバナンスに対し、トップレベルの責任を負っており、世界中の主要な産業オートメーション機器やシステムメーカーの上級管理職で構成されています。第22期のODVA理事会メンバーは次のとおりです。 Rolf Birkhofer博士、Endress+Hauser社のグループ企業Endress+Hauser Process Solutions社のマネージング・ディレクタ Jon DeSouza氏、HARTING社の米国法人HARTING Americas社の社長兼CEO Satoshi Kojima氏、オムロン社制御機器事業部のネットワーク製品管理グループのゼネラル・マネージャー David Lagerstrom氏、Hans Turck Company社の米国法人Turck USA社の社長兼CEO Davis Mathews氏、Phoenix Contact社の米国法人Phoenix Contact USA社でオートメーション・インフラの米国事業部を担当する副社長 Samuel Pasquier氏、Cisco Systems社でIoT産業ネットワークおよびセキュリティの製品管理を担当するシニア・ディレクタ Thomas Petersen氏、Danfoss社のフィールドバスおよびシステムインテグレーション担当シニア・ディレクタ Brian Reynolds 氏、Honeywell社でエンジニアリングおよびプロジェクト、オートメーション・ソリューションを担当するシニア・ディレクタ André Uhl氏、Schneider Electric社の技術およびアーキテクチャ担当副社長 Jürgen Weinhofer博士、Rockwell Automation社で標準アーキテクチャと技術を担当する副社長 ODVAの執行役員会は、共同で戦略的計画を立案して実行し、技術開発と仕様の策定および公開を監督するとともに、組織のガバナンスに責任を負います。第22期のODVA執行役員は次のとおりです。 Al Beydoun博士、会長兼業務執行取締役 Adrienne Meyer、運営および会員担当副会長 Christopher Lynch、事務局長 Jürgen Weinhofer博士、会計役員 Joakim Wiberg、最高技術責任者 ODVAのTechnical Review Board(技術評価委員会、TRB)は、Common Industrial Protocol(CIP)とCIPのネットワーク適合性のすべてにわたるODVA仕様に対し、これに盛り込む技術的拡張の承認を含めて、ODVAの技術および規格の開発を監督します。第22期におけるODVAのTRB代表者は次のとおりです。 Joakim Wiberg氏、HMS Networks社会長… Continue reading

EtherNet/IPネットワーク仕様書がプロセスオートメーション向けのEthernet-APL物理層に完全対応

米国ミシンガン州アナーバー、2021年11月23日―ODVAは、EtherNet/IP™仕様書の拡充により、プロセスオートメーションのためのEthernet-APL物理層をEtherNet/IPネットワークでサポート可能になったことをご案内します。EtherNet/IP会員企業の皆様には、制御装置や電源スイッチ、フィールド機器、計測器などのEthernet-APL対応製品の開発をすぐに始めていただけます。Ethernet-APLは、10BASE-T1L (IEEE 802.3cg-2019) Single Pair Ethernetをプロセス産業の要件に対応させた新しい本質安全の2線式の拡張です。このEthernet-APLの利点には、最大10 Mbit/sという通信速度、危険区域保護、フィールド機器への電源供給、最長1,000mという長い配線長(IEC 61158-2)などが挙げられます。またEthernet-APLデバイスは、点火防止の【本質安全】を保証するためにIEC TS 60079-47(2-Wire Intrinsically Safe 〔2線式本質安全防爆〕Ethernet)に準拠しています。そのためEthernet-APL物理層は、危険な場所と大きな地理的フットプリントを持つプロセスプラントおいてフィールドレベルで高速かつ広帯域のEthernetを使用するという課題を克服するものとなっています。 ODVAの会長で常任理事のDr. Al Beydounは次のように説明しています。「本日の発表は、Ethernet-APLの産業界での普及をはかるため、長年にわたって協力を重ねてきた成果です。ODVAは、EtherNet/IP仕様書にEthernet-APLを盛り込むことで、プロセスオートメーションにおけるEtherNet/IPの機能拡大を積極的に継続していく考えです。とりわけEthernet-APLの力を借りれば、EtherNet/IPによって様々なフィールドの計装機器の正確で高効率なEthernetベースの制御と試運転が行えます。また、プロセス設備においてEtherNet/IPをフル活用すると、フィールド機器から制御装置やIIoTアプリケーションにリアルタイムかつシームレスに接続でき、さらにはエッジやクラウドでの予知解析も可能になります」。 Ethernet-APL物理層の追加サポートは、EtherNet/IPの適応によりプロセス産業の要件に完全に応えるうえで、重要なステップの一つです。これまでにもプロセス産業のアプリケーションに有効なEtherNet/IPの機能強化としては、NAMUR NE 107準拠の診断、HARTとの統合、IO-Linkとの統合、FDTやFDIなどの次世代のデジタル化されたデバイス記述ファイルのサポートが完了していました。これにEthernet-APL物理層が加わったことで、エンドユーザーは市販の産業用制御ハードウェアやオブジェクト指向の開発基盤、TCP/IP・HTTP・FTP・SNMP・DHCP等の標準的なインターネットプロトコルとの互換性といったEtherNet/IPのメリットをプロセスプラントで最大限に活用できるようになります。また、EtherNet/IP を用いたプロセスオートメーション設備なら、CIP Safety™による機能安全、CIP Security™によるデバイス防御、CIP Sync™による時間同期、PRP(Parallel Redundancy Protocol)とDLR(Device Level Ring)によるフォールト・トレラントな冗長化もサポートできるため、ネットワークやデバイスの状態モニタリングのほか、組込み型のセキュリティやセーフティ、リモートによるデバイス設定といったメリットも見込めます。 Ethernet-APLを実装しEtherNet/IPをサポートした最初の制御装置や電源スイッチ、フィールド機器、計測器が利用可能になるのは、コンフォーマンス試験による認証プロセスが終わったのちの2022年となる見通しです。ぜひodva.org にアクセスして、Ethernet-APL向け EtherNet/IPを含むEtherNet/IP仕様書の最新版を入手ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1… Continue reading

EtherNet/IPネットワークを拡張して、リソースに制約のあるIn-Cabinetデバイスに対応

ODVAは、本日、EtherNet/IP™仕様書の拡充により、押しボタンやコンタクタなどのリソースに制約のあるIn-Cabinet(制御盤内)機器をベンダの皆様がネットワークに組み込めるようにしたことをご案内します。多くのノードがケーブル接続されるようなエッジ環境においては、これまで、コストやサイズ、電力に関する制約からEtherNet/IPの利用が進んでいませんでした。しかし半導体チップの低価格化が続き、IIoTの急速な拡大が裏付けるように、シンプルな機器でもその接続性を高めることが可能になってきました。ITとOTの集約が加速するとともに、EtherNet/IPの継続的で力強い発展によって、制御盤内にあるコンタクタや押しボタンなどより低レベルのオートメーション機器についてもEtherNet/IPの展開が可能になりました。 最新のEtherNet/IP仕様書で公開する機能強化によって、リソースに制約のある制御盤内のデバイスをEtherNet/IPネットワークに取り込むことが可能になります。例えば、オーバーヘッドの低いUDPのみに対応したリソースに制限あるEtherNet/IP通信の物理層のIn-Cabinet Profileなどです。ITで活用されいるLLDPノードトポロジー検出メカニズムや、自動試運転および自動デバイス交換のサポートといった機能強化を通じて、リソース要件が緩和されています。さらに、新たなライン選択回路仕様により、システム全体へのシーケンシャルなコマンドの効率的な配信が容易になります。 EtherNet/IPによる制御盤内バス・ソリューションでは、シングルペアEthernet(IEEE規格802.3cg-2019 10BASE-T1S)の採用によりインターフェース部品を削減できます。また、各デバイスの1つのインターフェースと多数のデバイスをサポートできる1つのスイッチポートで、1つの制御盤内をマルチドロップ配線により、ノードのコストも削減されます。ネットワーク通信と電力供給を複合したケーブルを使うことで、それぞれ個別の配線が不要になり、さらにコストは減少します。そのほか、トポロジーに応じたライン選択によって、相対位置に基づく検出が可能になるため、スイッチの設定が不要となり、組み立て中でもプログラミンツールを直接に続して、パラメータ設定ができます。圧接(貫通)コネクタにより配線やケーブルの加工が不要になり、組み立て時間が短縮されます。さらに、通常のシステム運用中に、エンジニアリングツールなしに、ノードをプラグアンドプレイ方式で同じタイプの互換性のあるノードに置き換えることもできます。 ODVAの会長で常任理事のDr. Al Beydounは次のように説明しています。「EtherNet/IPの接続性が、最小限の物理的フットプリントで非常にハードウェアリソースも限られているデバイスにまで拡大したことで、オートメーションにおけるエッジ域でのさらなるデジタル・トランスフォーメーションに向けて、極めて大きな可能性が広がりました。より多くのデバイスから、診断や予知、アセットの識別などの情報が得られ、予期せぬダウンタイムによる障害の抑制とともに、既存アセットの効率向上にもつながります。特にリソースに制約のあるデバイスをEtherNet/IPに接続できれば、エンドユーザーにとって既存のネットワークの価値が向上する一方、付随的する下位レベルのネットワークとそれにともなうゲートウェイの必要性も減少します」。 リソースに制約のあるIn-Cabinetデバイスに対する今回のEtherNet/IPの拡張は、最も単純な制御盤内デバイスをデジタルネットワークへ組み入れるうえで、その投資対効果を劇的に向上させます。これは、UDPのみのEtherNet/IP通信とシングルペアEthernetの利用と制御盤内の外部電源と配線の共用によって可能となるハードウェア要件の削減によって可能になります。下位レベルの制御盤内デバイスをネットワークに取り込むことで、リモート診断やアセット情報、パラメータ化機能、自動ノードトポロジー検出、プラグ&プレイによるデバイスの置き換えといった、メリットもさらに向上可能になります。これらのデバイスのコストの削減と価値の向上、および制約の有無にかかわらず、デバイスを1つのシームレスなネットワークで扱えることは、オートメーションのエンドユーザーにとって明らかに魅力的です。リソースに制約のあるEtherNet/IPデバイスに対応したIn-Cabinet Profileを含むEtherNet/IP仕様書の最新版を入手いただくには、odva.orgをご覧ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan USA (US Eastern Time Zone) Steve Fales 電話番号: +1 734-975-8840, ext. 1365 ファックス: +1 734-922-0027 +1 734-922-0027 [email protected] www.odva.org

CIP Securityを強化―リソース制約のあるEtherNet/IPデバイスをサポート

ODVAから、EtherNet/IP™のサイバーセキュリティ対応ネットワーク向け拡張であるCIP Security™に、リソースに制約のあるEtherNet/IPデバイスのサポートを追加したことをご案内します。これによりCIP Securityは、コンタクタや押しボタンなどのリソースに制約のあるデバイスに対しても、デバイス認証や広義の信頼ドメイン、事前共有キー(PSK)によるデバイス識別、デバイス完全性、データの機密性を提供できるようになりました。加えて、ゲートウェイやプロキシを介した狭義の信頼ドメインやユーザー認証、ポリシー強化もオプションとして利用可能です。 インダストリー4.0やIIoTが発展をもたらす一方で、自動化アプリケーションの既設ノードの大部分は、いまだEthernetを使用していません。これまで、コストやサイズ、電力などの制約が、ネットワークのエッジ域からEtherNet/IPが締め出される阻害要因となっていました。しかし、近年のシングルペアEthernetへの対応により、より低レベルのデバイスがもつ制約を克服し、最終的にはEtherNet/IPの活躍の場が広がる可能性が拓けました。よりシンプルなデバイスをEtherNet/IPに追加することで、リモート診断やアセット情報、パラメータ化などの機能が高まるというメリットが生まれます。ただし、ITとOTの集約を図るという観点から、より多くのノードをネットワークに加えるにはデバイスレベルでのセキュリティが基本要件となり、極めて重要なアセットや人員を物理的な損傷や身体的な被害から確実に守り、金銭的な損失も生じないようにする必要があります。 新しいCIP Security仕様では、EtherNet/IP Confidentiality(機密性) ProfileとCIP™ User Authentication(認証) Profileに加えて、Resource-Constrained(リソース制約のある) CIP Security Profileが盛り込まれています。このResource-Constrained CIP Security Profileは、EtherNet/IP Confidentiality Profileに類似していますが、リソースに制約のあるデバイスを効率的に扱えます。エンドポイント認証、データの機密性、データの信頼性に関する基本的なセキュリティの側面は変わりません。アクセス・ポリシー情報も含まれており、ゲートウェイなどより高機能なデバイスをプロキシとして用いて、ユーザー認証やリソースに制約のあるデバイスの認可を行えます。リソースに制約のあるデバイスに対してCIP Securityを実装するには、オーバーヘッドの低い UDP 通信のみ使用するため、DTLS(Datagram Transport Layer Security)とTLS(Transport Layer Security)の の両方でなく、 DTLS のサポートのみしか必要ありません。 「リソース制約のあるデバイの新しいセキュリティ機能を含め、CIP Securityの継続的なアップデートを行いながら、産業用ネットワークへの悪意ある侵入を防ぐのに有効な防御態勢をEtherNet/IPデバイスに持たせるよう努めています」と、EtherNet/IPのシステム・アーキテクチャ作業部会(System Architecture Special Interest Group)の副委員長Jack Visokyは説明しています。また、ODVAの会長で常任理事のDr. Al Beydounも次のように述べています。「EtherNet/IPネットワークのより広い領域にCIP Securityを利用できることは、エンドユーザーの皆様による重要な自動化アプリケーションの保護向上につながります。リソースに制約のあるEtherNet/IPデバイスに対応したCIP Securityの拡張は、エッジ領域のセキュリティ向上にとって欠かせないステップであると考えています」。 リソースに制約のあるデバイスに向けた必須機能の数を減らしたCIP Securityのバージョンを通じて、CIP Securityによる保護をEtherNet/IPネットワークで利用できるようになりました。これにより、最小限の電力、サイズおよびコストしか見込めないデバイスでも、EtherNet/IPネットワークに接続して、通信機能や制御機能の利点を安全かつ確実に活用いただけます。このCIP Securityの最新アップデートは、オートメーション業界におけるデバイス・セキュリティをリードするODVAのポジションを堅持していこうとする確かな姿勢を明確にするものです。ぜひodva.orgをご覧いただき、CIP Securityを含むEtherNet/IP仕様書の最新版を入手ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 ODVA, Inc. Ann Arbor, Michigan… Continue reading