プロセス オートメーション デバイス情報モデル (PA-DIM)

ODVA は、プロセス オートメーション デバイス情報モデル (PA-DIM®) 仕様に関して、ISA100 WCI、ODVA、PROFIBUS/PROFINET International、NAMUR、VDMA、ZVEI などのプロセス オートメーション業界にサービスを提供する主要な標準開発組織およびエンド ユーザー組織と協力しています。参加組織は仕様の所有権を共有し、FieldComm Group が主催する PA-DIM ワーキング グループに協力して参加し、PA-DIM 仕様の機能強化と拡張を作成します。コラボレーションにより、プロセス自動化エンドユーザーによるフィールドデバイスからのデータ管理が最適化され、OT システムと IT システムの統合が簡素化されます。

ODVA は、PA-DIM プロファイルをサポートして、プロセス自動化内での情報の標準化を強化し、よりシームレスなデータ分析と予測を可能にすることを嬉しく思います。 EtherNet/IP ネットワークのエンド ユーザーは、PA-DIM を活用してフィールドからクラウドにデータを移動し、ネットワーク全体でのデータ標準化の向上を実現できるようになります。

PA-DIM は、OPC UA 情報モデリング技術を使用して、IEC 61987 で定義されたセマンティック ID を含む一般的なプロセス オートメーション機器パラメータのプロトコルに依存しない通信を可能にする仕様です。自動化プロトコルの依存関係を排除することで、IT システムと OT システムの統合が簡素化されます。セマンティックなデバイス情報を含めることで、明確なマシン間 (M2M) 通信が可能になります。フィールドバス固有の実装は、PA-DIM 情報モデルのアドレス空間に変換されます。

PA-DIM を使用する製品は、構築時の自動化、一意の識別、デバイスの寸法設定、多変数の可能性チェック、多変数プロセス値の読み取り、デバイスのライフサイクル バックアップ、健全性の監視、診断などの NAMUR オープン アーキテクチャ (NOA) のユースケースを簡単にサポートできます。