EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルが拡大―RTDおよび熱電対センサに追加対応
ODVAは本日、EtherNet/IPTM仕様書の一部として、温度センサのための新しいプロセス・デバイス・プロファイルが利用可能になったことをご案内します。プロセス・デバイス・プロファイルは、システムインテグレータやエンドユーザーが新しいデバイスを効率的に試運転したり、最適なプラント運営のためにデバイスをもっと簡単に交換できるようにします。プロセス・デバイス・プロファイルによってプロセス変数や診断情報を標準化でき、ベンダ間の相互運用がより円滑になるうえ、EtherNet/IPネットワーク対応フィールド機器からの制御データの統合も容易になります。このデバイスプロファイルが、これまでのコリオリ式流量計や電磁式流量、渦式流量、標準的な圧力計、目盛付き圧力計に加えて、今回、測温抵抗体(RTD)および熱電対の温度センサに対応しました。温度プロファイルが新たに追加されたことにより、プロセス・デバイス・プロファイルが提供するプロセス変数やデータ集計、診断のための標準フォーマットは、その有用性がさらに向上しました。 流量と圧力に加えて温度用のプロセス・デバイス・プロファイルを導入したことで、EtherNet/IPデバイスの互換性にもとづくエコシステムが拡大し、エンドユーザーによるさらにシームレスな統合をサポートできるようになりました。温度デバイスプロファイルは、温度測定値とステータス情報のためのプロセス測定値オブジェクトのインスタンスを1つ備えています。さらに同デバイスプロファイルには、診断情報を提供する複数のプロセス機器診断インスタンスも含まれています。温度デバイスでは、熱電対あるいはRTD素子を用いて相対的な熱さや冷たさを測定します。このうち熱電対は、一端を接合した2つの異種金属の間に生じる電圧差をもとに温度を測定します。その電位差が両端の温度差に正比例することを利用したものです。一方のRTDは、金属の電気抵抗が温度とともに増加するという原理をもとに動作します。一般にRTDは精度が高く、熱電対はより広い温度測定範囲に対応できます。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPのための新しい温度プロセス・デバイス・プロファイルの追加によって、エンドユーザーの皆様にもっと効率的にデバイスの試運転や交換を行っていただける有用性の高いツールをもう1つ提供できることになりました。これを含め、すべてのEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、PA-DIM(Process Automation Device Information Model)とNAMUR NE 107規格の診断機能に準拠しています。そのため、工場フロアからクラウドへとより簡単にデータを送信して分析や対応が可能になるほか、標準化を通じてメンテナンス上の課題もさらに迅速に特定できます」。 EtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルは、プロセス変数のほか、NAMUR NE 107ステータス信号などの重要な診断情報へのアクセスの標準化、さらにはPA-DIMとのシームレスな統合を通じて、ベンダ間の相互運用性を高めます。このEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルに温度測定デバイスが追加され、よりシンプルな試運転やもっと高度な生産設備のモニタリング、そして上位のPLCやDCS、クラウドシステムへの統合に利用できるデバイスのエコシステムが拡大しました。このようにODVAでは、Ethernet-APLやPA-DIM、NAMUR、FDI、プロセス・デバイス・プロファイルといった技術のサポートを通じて、プロセス産業が求める様々な要件に応えられるようにEtherNet/IPの改良・発展に取り組み続けています。温度測定機器のためのEtherNet/IPプロセス・デバイス・プロファイルを含め、EtherNet/IP仕様書の最新版はodva.orgから入手いただけます。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進しています。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けたオープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、これを一つの指針としています。この指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳しくは下記へお問い合わせください: Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA 電話 +1 734 975 8840 ファックス +1 734 922 0027 Eメール [email protected] DeviceNetはODVA, Inc.の登録商標です。またCIP・CIP Security・EtherNet/IP・ODVA CONFORMANTもODVA, Inc.の商標となっています。その他の商標についてはそれぞれの所有者に帰属します。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進する組織です。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けた、オープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNetなどの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)のInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、一つの指針としています。その指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。… Continue reading
クリティカル・アプリケーションでのEtherNet/IP同時接続をCIP Safetyで利用可能に
ODVAから、EtherNet/IPTM上のCIP SafetyTM技術を強化して、高い可用性と機能安全の両方を必要とするアプリケーションでConcurrent Connections(同時接続)を利用できるようになったことをご報告します。Concurrent Connectionsを活用すれば、最もクリティカルなオートメーションプロセスにおいて、複数のプロデューサ/コンシューマ機器の間の通信を冗長化できます。一方、CIP Safetyは、IEC 61508規格の安全度レベル(SIL)3までに対応した機械およびプロセスオートメーションの機能安全アプリケーションにおいて、安全I/Oモジュールや安全インターロックスイッチ、セーフティ・ライトカーテン、安全制御装置などのノード間にフェールセーフな通信を提供してきました。このCIP SafetyとConcurrent ConnectionsをEtherNet/IPで使用すれば、冗長化と機能安全を統合でき、最大限の稼働率と作業者の安全を保証できます。 Concurrent Connectionsは冗長デバイスによるフォールト・トレランスをサポートしたCIP接続です。このConcurrent Connectionsによって多数のCIP接続パスを実現可能になるため、デバイスが物理的にどのように相互接続されているかに関わらず、プロデューサ側とコンシューマ側のデバイス間でいくつかのパスを経由してデータを複数回送信することができます。オリジネータやルータ、ターゲットのどれにも複数のデバイスを参加させることができ、Concurrent Connectionといずれかの複製デバイスのペアで接続してぞれぞれの役割を果たすことができます。したがって、不具合の検出に必要とされていた時間が短縮され、ペアとなる機器間の切り替えにかかっていた時間も発生しなくなります。冗長なペアで継続的にデータを送受信するため、片方の機器で故障が検出されたとしても中断することなく制御プロセスを続行できます。 CIP Safetyは、IEC 61784-3-2に記載のようなさまざまな手法によって、危険な状況を引き起こしかねない一般的なエラーの発生を軽減します。たとえばタイムスタンプを経過時間の期待値とともに使用して、パケットの損失や遅延、多重送信、さらには誤った順序での送信といったケースを検出します。また、固有のデバイスIDを用いて、2つの安全デバイス間の通信を認証します。送信中にメッセージが破損していないことを確認する特別な診断チェック機能も含まれており、これらの機能はすべて標準の通信方法とは分離されています。こうしたエラー軽減策をCIP Safetyとしてまとめれば、2つのデバイス間の単一の接続(有線でも、無線でも)を使って、IEC 61508のSIL 3まで、ISO 13849-1のカテゴリ4/PLeまでに準拠の通信に対応可能です。 ODVAの会長兼業務執行取締役Al Beydoun博士は次のように説明しています。「EtherNet/IPのCIP SafetyでConcurrent Connectionsが利用可能になったことで、デバイスの不具合や通信エラーに直面しても回復力と安全性の両方が保証されるという、まったく新たな水準の産業用ネットワークを構築できるようになりました。CIP SafetyのConcurrent Connectionsは最高の可用性と機能安全を合わせて提供し、傷害の発生リスクを抑制するとともに生産性を高めながら、最も困難なアプリケーションを管理可能にします」。 CIP SafetyとConcurrent Connectionsは、産業用ネットワークの機能安全と機器のエラーや故障に対する冗長性を実現するため個別に提供されてきました。今回のCIP SafetyのConcurrent Connectionsが目的とするのは、CIP Safety接続による安全性を維持したまま、標準のConcurrent Connectionsがもたらす高いシステム可用性のメリットをもオートメーションネットワークの設計者に合わせて活用いただけるようにすることです。EtherNet/IP上でのCIP Safetyに対応のConcurrent Connectionsについて、その詳細はodva.orgから最新版のEtherNet/IP仕様書およびCIP Safety仕様書を入手ください。 ODVAについて ODVAは、世界をリードするオートメーション関連サプライヤを会員企業として国際的な規格策定や取引を推進しています。そのODVAの使命は、産業オートメーション分野に向けたオープンで相互運用可能な情報通信技術の発展を図ることです。ODVAによる規格には、メディアに依存しないネットワークプロトコルのCommon Industrial Protocol(CIP™)に加え、EtherNet/IPやDeviceNet®などの産業通信技術があります。生産システムの相互運用性と他のシステムとの統合を実現するためには、商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf)の標準的なInternetおよびEthernet技術を採用することが有効であるとODVAは考え、これを一つの指針としています。この指針を具体化したものがEtherNet/IPであり、現在、産業用Ethernetネットワークをリードする存在となっています。ぜひ、ODVAのwww.odva.orgをご覧ください。 詳しくは下記へお問い合わせください: Steven Fales ODVA 4220 Varsity Drive, Suite A, Ann Arbor, MI 48108-5006 USA 電話 +1… Continue reading


